2014年まで約2年間放送していた「岡英彦のガバナンス江別」が、2016年から“第5週”に帰ってきます。
日頃の様々なテーマの中から、
まずは改めて「ガバナンスとは何か?」についてお話しします。
政治の世界から登場してきたガバナンスという言葉ですが、現在ではビジネスの世界で「コーポレート・ガバナンス」として広く使われています。
旧来の「パブリック・アドミニストレーション」(すべて国や行政・公務員が行う)、
1980~90年代に登場した「ニュー・パブリック・マネジメント」(公共政策に、民間企業のような経営手法を取り入れる)
近年の「ニュー・パブリック・ガバナンス」(市民参加・協働・共創)
というように、国や行政のあり方は少しずつ変わってきていますが、まだまだ行政・政治の世界では「ガバナンス」という言葉は市民権を得ていません。
今回のテーマは「18歳選挙権」。
江別では4月に補欠選挙がありますが、18歳から投票できるようになるのは7月の参議院選挙からになります。
選挙権を得るということはどういうことなのか?
=自分たちの、今の社会をつくる一員になる、ということ
=次の世代にどういう社会を残していくのかという責任を負う
そして被選挙権。
現在は25歳(参議院と知事は35歳)
これも引き下げてもいいのではないかと思う。
特に江別は人口に占める学生の割合が多い。
その代表者の意見が反映される政治があってもいいと思う。
日本の人口と投票率、年代別の投票割合から見る政治的影響力…人数が多いのでしょうがない面もあるが、高齢者の影響力が非常に高い。
18歳選挙権にあたって、行われている主権者教育の副教材を紹介。
「あなた自身の社会~スウェーデンの中学教科書」
アーネ・リンドクウィスト&ヤン・ウェステル著、川上邦夫訳
1997年6月・新評論社
欧米と日本では社会に対する教育に差がある。