平成18年度から進められていた野幌鉄道高架化工事がほぼ完成となり、いよいよ10月23日(日)午前5時30分、新たな装いのJR野幌駅が開業します。
“ひかりの駅”のテーマで生まれ変わった新野幌駅の駅舎は、外装の1階部分に野幌レンガが使用され、内装は江別市の木・ナナカマドをイメージする“赤”をガラスモザイクタイルで表現した大胆でシンプルなデザイン。コンコース正面の壁は、雪を感じさせる白磁タイルと、駅のデザインテーマである「ひかり」を生かしたデザインになっています。
各ホームにはエレベーターと、上り下りのエスカレーターが設けられ、ホームは6両編成車両に対応する135mの長さがあります。
ホームにはすべて屋根が設けられ、幅は6m、狭い部分でも2・6mあり、広いゆったりとしたつくりになっています。
また、ガラス部分からは駅前広場の様子を見ることもできます。
高架線路を一番最初に通過するのは、「ファーストトレイン120号」と名付けられた江別駅午前5時40分発の札幌行き普通列車で、江別駅から乗車する乗客にのみ記念乗車証明証が配られるほか、野幌駅構内では5時30分の開業と同時に限定250枚の記念オレンジカードが販売されます。
当日は午前10時50分から開業記念イベントが催され、29日(土)までの1週間は「野幌駅高架開業記念ウィーク」としてさまざまな関連イベントが行われる予定です。
23日、日曜日のイベントは…
午前10時50分から駅舎内で、江別第二中学校・野幌中学校・中央中学校の生徒制作の「記念絵画除幕式」、この絵画は12月まで展示される予定です。
午前11時~昼12時50分には高架下特設会場で、江別第二中学校・野幌中学校・中央中学校の吹奏楽部による「記念演奏会」が、
また、午前11時30分からJA道央野幌支店前駐車場で江別市公用車カーシェアリング「オープンセレモニー」、午後3時まで「電気自動車体験会」も行われます。
午後2時からは高架下特設会場で、「記念シンポジウム」が行われます。
シンポジウムの内容は北海道大学大学院工学研究院・小篠隆生(おざさ・たかお)准教授の講演「駅からはじまるまちづくり」の後、午後2時30分からは小篠准教授をコーディネーターに、公開討論「まちはどう変わる~野幌駅高架開業と今後のまちづくり~」が行われます。
また、JA野幌支店前では、10時から午後3時まで「えべつ・味の屋台村」もオープンし、
江別青年会議所が先に開催した食のイベント「EBE―1グランプリ」で人気を集めた江別高校、とわの森三愛高校ほかの味が再登場するほか、江別の特産品販売も行われます。